BLOG
「最近、食べてないのに体重が増える気がする…」
「ストレスが溜まるとつい甘いものに手が伸びる…」
そんな経験はありませんか?
それ、もしかすると ストレス太りが原因かもしれません。
ストレス太りは、単に食べ過ぎだけが原因ではなく、自律神経やホルモンバランスの乱れが関係しています。
今回は、なぜストレスで太ってしまうのか、その原因と、心と体を整える3つの習慣を紹介します。
目次
ストレスを感じると、体は危険から身を守るためにストレスホルモン「コルチゾール」を分泌します。
このコルチゾールには、エネルギーを溜め込みやすくする作用があり、長期間分泌が続くと次のような影響が出ます。
食欲が増え、特に「甘い・脂っこいもの」が欲しくなる
脂肪をため込みやすくなる(特にお腹まわり)
筋肉量が減り、代謝が低下する
つまり、ストレス状態が続くと、食べていなくても太りやすい体になるのです。
さらに、ストレスで睡眠の質が下がると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少し、
逆に食欲を増やす「グレリン」が増えるという悪循環に。
ストレス太りは、心と体の両方からアプローチすることが大切です。
ストレス太りの根本にあるのは「自律神経の乱れ」。
自律神経には「交感神経(緊張)」と「副交感神経(リラックス)」があり、ストレスで交感神経が優位になると、
体は戦闘モードに入り、代謝も低下します。
そこで効果的なのが、呼吸とストレッチ。
・朝起きたときにゆっくり深呼吸を3回
・寝る前に首・肩・背中を軽く伸ばす
・お風呂の中で腹式呼吸を意識する
たったこれだけでも、副交感神経が優位になり、体がリラックス状態になります。
特に「呼吸」は、心と体をつなぐスイッチ。
1日3分でもいいので、意識してみましょう。
「寝不足が続くと太る」と聞いたことがある方も多いはず。
実際、睡眠不足はストレスホルモンを増やし、食欲をコントロールするホルモンを乱します。
睡眠の質を高めるために意識したいポイントは次の3つです。
寝る1時間前はスマホを見ない(ブルーライトが脳を覚醒させる)
ぬるめのお風呂でリラックス(副交感神経を優位に)
寝る前のストレッチや瞑想で心を落ち着ける
理想は6〜7時間以上の深い睡眠。
短時間でも「眠りの質」を高めることで、体は自然とリセットされ、代謝もアップします。
食事制限でストレスをためるのは逆効果。
むしろ、ストレス太りを防ぐには「栄養で心を整える」ことが大切です。
特におすすめなのが次の栄養素👇
栄養素 | 働き | 多く含む食品 |
---|---|---|
トリプトファン | 幸せホルモン「セロトニン」の材料 | バナナ、豆腐、納豆、チーズ |
ビタミンB群 | エネルギー代謝を助ける | 卵、豚肉、玄米、アーモンド |
マグネシウム | ストレスを和らげる | 海藻類、ナッツ、ほうれん草 |
中でも「トリプトファン→セロトニン→メラトニン」という流れで、幸福感と睡眠の質が高まるので、
心身のバランスが整い、暴食を防ぐことにもつながります。
食べることは「心の栄養」。
食事を我慢するより、「体が喜ぶ食べ方」を選ぶ意識を持ちましょう。
ストレス太りの一番の原因は、実は頑張りすぎにあります。
「もっと運動しなきゃ」
「甘いものを我慢しなきゃ」
「体重が減らないからダメだ」
そんな気持ちは、自分を追い詰めてストレスを増やすだけ。
完璧を目指すよりも、「できることをコツコツ続ける」方がずっと効果的です。
・週に2回ストレッチできたらOK
・お菓子を毎日→2日に1回にできたらOK
・体重よりも心の軽さを感じられたらOK
小さな変化を認めることが、心を軽くし、ストレス太りを防ぐ第一歩です。
ストレス太りは「心のサイン」。
無理に食事や運動を頑張るよりも、まずは心の余裕を取り戻すことが大切です。
深呼吸とストレッチでリラックス
質の良い睡眠でホルモンバランスを整える
栄養で心を癒す食事を意識する
この3つを意識するだけで、
「ストレスを減らす → 代謝が上がる → 太りにくくなる」
という自然な流れが生まれます。
心を整えることは、最高のダイエット。
我慢するダイエットから、心を満たすダイエットへシフトしていきましょう。