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季節が秋から冬へと移り変わると、「なんだか太りやすくなった気がする」「食欲が止まらない」「体が重い…」と感じる女性は多くいます。
これは決して気のせいではなく、女性の体は季節に合わせて自然に変化しています。
特に秋冬は、
・食欲が高まりやすい
・脂肪を蓄えようとする働きが強まる
・体が冷えやすくなる
といった特徴があり、結果として体型が変わりやすいタイミングです。
この季節変化を理解しておけば、秋冬でも無理なくダイエットを続けることができます。
ここでは、女性の体が秋冬にどのように変化し、どう対策すべきかを丁寧に解説していきます。
「寒くなると代謝が上がる」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
確かに気温が下がると、体は平熱を保つためにエネルギーを使います。
ただし、これは 体温を保てるだけの筋肉量がある人に限られる話。
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、寒さで冷えやすく、
血流が悪くなる
体温が下がる
脂肪燃焼が進みにくい
といった状態になりやすいのです。
結果として「代謝が上がるどころか、むしろ下がる」という人が多いのが現実です。
秋冬は日照時間が短くなるため、メンタルやホルモンバランスも揺らぎやすくなります。
特に女性の場合、
食欲を増やすホルモン
水分を溜めやすくするホルモン
が影響し、体がむくみやすく、食欲もアップしやすい時期です。
また、気温の低さから自律神経が乱れやすく、疲れやすさ・やる気の低下も起こりやすくなります。
人間の体は季節の影響を受け、冬に向けて体を守るために脂肪をため込みやすくなると言われています。
これは動物としての自然な反応で、決して悪いことではありません。
ただ、現代は食べ物も暖房も充実しているため、
蓄える働きだけが強く出てしまうのが問題。
その結果…
食べる量は変わっていないのに太ったように感じる
という状態が起こるのです。
秋冬は以下の理由で自然と食欲がアップします。
気温低下で体がエネルギーを欲しがる
日照時間の減少でセロトニンが不足しやすい
寒さで温かい食べ物(高カロリー)を求めやすい
特に秋の実りの季節は、旬の甘い食材も多いため、食べすぎにつながりやすくなります。
冷えによって筋肉が動きにくくなるうえ、
「外に出るのが億劫」「動きたくない」という気持ちが増えやすい時期です。
もし普段の運動量が20〜30%落ちているとしたら、
太りやすさを感じるのは当然のことなのです。
日照時間が短くなると、睡眠リズムを整えるメラトニンの分泌が乱れやすくなります。
睡眠が乱れると、
食欲が増えやすい
代謝が低下する
疲れやすくなる
といった変化が起こるため、秋冬は睡眠とダイエットがより密接に関係します。
体を温めることは、秋冬ダイエットの大きな味方。
白湯を飲む
温かいスープを取り入れる
入浴で体を温める
首・手首・足首を冷やさない
こうした習慣が、基礎代謝の低下を防いでくれます。
秋冬はヘルシーで栄養価の高い食材が豊富です。
おすすめ食材の例
きのこ類(低カロリーで腸活に◎)
かぼちゃ・さつまいも(食物繊維が豊富)
白菜・大根(消化を助ける)
鮭・さんま(ビタミンDや良質な脂質)
旬のものは体を温める作用もあり、満足感の高い食事ができます。
寒さで外に出るのが嫌になる季節だからこそ、
「短時間でもできること」を用意しておくのがおすすめ。
例:
5分だけストレッチ
家の中でできる軽い筋トレ
あたたかい部屋でヨガ
テレビを見ながら足踏み
ハードな運動をするではなく
少しでも体を動かし続けることが秋冬ダイエットのコツです。
秋冬は腸の動きも鈍くなりやすい季節。
発酵食品を取り入れる
水分をしっかり摂る
ストレスをためない
深い呼吸を意識する
これらの習慣が、むくみや便通の改善にもつながります。
秋冬は気分が沈みがちになる女性も少なくありません。
気持ちが落ちると、ダイエットや食事管理への意欲も下がります。
朝日を浴びる
体を温める
深呼吸
コーヒーやお茶の香りを楽しむ
こうした小さな習慣が心を落ち着かせてくれます。
起床・就寝時間をなるべく一定に保つ
朝食をしっかりとる
寒くても軽く体を動かす
乱れやすい季節だからこそ、丁寧に暮らす意識が体の調子を整えてくれます。
秋冬は女性の体が自然と変化しやすい季節。
太りやすさや食欲の変化は、決して意志が弱いわけではありません。
季節特有の原因を知り、その時期に合った習慣を取り入れれば、
秋冬でもキレイを無理なくキープできます。
体を温める
旬の食材を楽しむ
少しでも体を動かす
自律神経を整える
こうした小さな積み重ねが、春に向けてあなたの体を整えてくれます。
秋冬は決して太る季節ではなく、体をゆっくり整える大切な時期。
自分のペースで、無理なく続けていきましょう。