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筋トレを始めると、体だけでなく脳にも負荷がかかります。
普段と違う動きをしたり、呼吸が乱れたりすると、脳は「これは危険かもしれない」と判断してブレーキをかけるのです。
つまり、「きつい」「やめたい」と感じるのは、体力がないからではなく、脳が変化を避けようとしているサインでもあります。
最初の1〜2週間が特にしんどく感じるのは、まだ体も脳も慣れていないから。
しかし、続けていくうちに「これが普通」と感じるようになり、自然ときつさは減っていきます。
筋トレの目的は、筋肉に適度なダメージ(刺激)を与えて回復させること。
このダメージがあるからこそ、筋肉は強く・引き締まっていきます。
ただし、最初は筋繊維が刺激に慣れていないため、疲労や筋肉痛が強く出やすいのです。
これは決して悪いことではなく、体が成長している証拠。
最初の2〜3週間を超えると、筋肉が刺激に慣れて、疲れにくくなります。
「毎日30分やらなきゃ」「週5回ジムに行こう」
そんな完璧を目指す気持ちは素晴らしいのですが、最初から高い目標を立てると、現実とのギャップで挫折しやすくなります。
筋トレは習慣化が最も大切。
3日坊主で終わる人の多くは、「やる気」ではなく「続け方」に問題があるのです。
筋トレの効果は、2〜3週間では見た目に現れにくいものです。
脂肪が減る前に筋肉が引き締まる準備をしている段階なので、「頑張ってるのに変わらない…」と感じてしまう人が多いです。
でも、実際は目に見えないところで確実に変化が起きています。
筋肉量が増えると代謝が上がり、後からスイッチが入ったよう変化が出てくるのです。
YouTubeやSNSを参考に自己流でやっていると、フォームや負荷が合わずに「効かない」「痛い」と感じることもあります。
無理な動作や高すぎる負荷は、ケガや疲労につながり、モチベーションを下げる原因になります。
自分の体力・目的に合ったメニューを選ぶことが大切です。
筋トレが一番つらいのは、始めた直後の2週間。
この期間を過ぎると、体も心も慣れて、むしろ動くことが心地よく感じるようになります。
「とにかく2週間だけ続けてみよう」と区切ることで、ハードルを下げられます。
1回30分できなくてもOK。
最初は「スクワット10回×2セット」「プランク20秒」など、短くてもいいから動くことを習慣化するのがポイントです。
時間よりも、「やることが当たり前になること」が大切です。
音楽は脳の報酬系を刺激し、モチベーションを高める効果があります。
お気に入りのプレイリストを用意して、気分を上げながら行うだけでも、「つらい」が「楽しい」に変わります。
リズムに合わせて体を動かすことで、運動の効率もアップします。
数字よりも、「見た目」や「感覚の変化」に注目しましょう。
鏡で見たときに姿勢が良くなった
ズボンが少しゆるくなった
前よりも体が軽い
こうした小さな変化を感じられると、「続けてよかった」と思えるようになります。
写真やノートに記録するのもおすすめです。
「今日は疲れたな」と思ったら、無理せず休むことも大切。
筋トレは、休むことで筋肉が回復・成長するという性質があります。
休む=サボりではなく、体を育てる時間。
無理なく続けるためのリズムを整えるつもりで、しっかり休息を取りましょう。
目標を「数字」より「行動」で設定する
→「体重-5kg」よりも「週に2回トレーニングする」に変える
一緒に頑張れる仲間を作る
→家族・友人・SNSで報告するだけでも効果的
ご褒美を用意する
→「1週間続けたら好きなスイーツ」など、達成感を感じられるルールを
やる気は波があって当然。
落ち込んだときは「昨日より少しでも前に進んでいる」自分を認めることが、長く続ける最大のコツです。
筋トレがきついのは、体が弱いからではなく、変化の途中だから。
最初は誰でもつらく感じるものですが、そこを乗り越えると、体も心も見違えるように軽くなります。
今日からできることは、たった一つ。
「無理のない範囲で、とにかく続ける」こと。
たとえ10分でも、1セットでもOK。
その積み重ねが、確実に未来のあなたの体を変えていきます。
筋トレは我慢ではなく、自分を育てる時間。
焦らず、自分のペースで、ゆっくり習慣にしていきましょう。