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「水はたくさん飲めばいい」「塩分は悪者」
そんなイメージを持っていませんか?
実は、水分と塩分はセットで考えなければならないもの。
どちらか一方に偏ると、体の中のバランス(電解質)が崩れ、
ダイエット中にありがちな不調 、だるさ、むくみ、頭痛、疲れやすさ を引き起こします。
人間の体は約60%が水分でできており、体液の中には「ナトリウム(塩分)」「カリウム」「マグネシウム」などの電解質が含まれています。
これらが一定のバランスを保つことで、筋肉が動き、エネルギーが作られ、老廃物がスムーズに排出されます。
つまり、水分も塩分も摂り方を間違えると、せっかくのダイエット効果を妨げてしまうのです。
体内の水分が不足すると、血流が悪くなり、栄養や酸素が筋肉に届きにくくなります。
その結果、エネルギーを燃やす「代謝力」が低下。
「食べていないのに痩せない…」という状況の裏には、慢性的な脱水が潜んでいることもあります。
水分が少ないと、尿や汗による老廃物の排出がスムーズにいかなくなります。
これがむくみや肌荒れ、疲労感の原因になることも。
特にダイエット中は代謝産物(分解された脂肪や老廃物)が増えるため、水分補給がデトックスに不可欠です。
筋肉の70%以上は水分で構成されています。
水分が足りない状態では筋肉の柔軟性が失われ、ケガをしやすくなったり、筋トレのパフォーマンスが下がったりします。
一方で、「水を飲んでも痩せない」「体が重い」という人に多いのが、塩分の摂りすぎ。
塩分(ナトリウム)を多く摂ると、体は濃度を一定に保つために水分を溜め込みます。
この現象が「むくみ」。
特に加工食品・外食・コンビニ食が多い人は、気づかないうちに塩分を過剰摂取していることが少なくありません。
たとえば
カップ麺1食:約5〜6g
コンビニ弁当1つ:約4〜5g
1日の目安(成人女性):約6g以下
となっており、実際は目標の2倍以上摂っているケースもあります。
塩分が多すぎると水分を溜め込み、見た目もスッキリしません。
体重が増えたように見えても、それは脂肪ではなく水分であることも多いのです。
「むくみたくないから塩分を控える」という考えも、実はNG。
塩分(ナトリウム)は、筋肉の収縮・神経伝達・水分保持などに欠かせないミネラル。
不足すると次のような不調が出やすくなります。
倦怠感・めまい・頭痛
筋肉のけいれんや足のつり
集中力の低下
食欲不振
特に夏や運動時は汗とともに塩分も失われます。
水だけを大量に飲むと、体液が薄まり「低ナトリウム血症」という危険な状態に陥ることも。
健康的にダイエットを続けるには、塩分をカットしすぎないことも大切です。
理想は、水分と電解質をバランスよく摂ること。
以下のポイントを意識すると、体の巡りが整い、むくみも代謝も改善します。
1日あたり 体重 × 30〜40ml(例:50kg → 約1.5〜2L)
一度に大量ではなく、こまめに少しずつ
常温の水や白湯、無糖の麦茶がおすすめ
※運動時や入浴後は、汗で失われた分を追加で摂取しましょう。
1日あたり 6g未満が理想
外食・惣菜・インスタント食品はなるべく控える
代わりに「レモン・酢・ハーブ・スパイス」で味付けを工夫
汗をかいた日は、味噌汁や塩こんぶなどで軽く塩分を補うのもOK
カリウムやマグネシウムは、塩分の摂りすぎを中和してくれる味方。
バナナ
ほうれん草
アボカド
納豆
ひじき
などを積極的に取り入れましょう。
寝ている間に失われた水分を補うことで、血流が改善し、代謝が上がります。
冷たい水より、常温の水がおすすめです。
一気に飲むと胃液が薄まり、消化不良を起こすことも。
食事中は少量ずつ、食後に白湯を飲むとスムーズに代謝が回ります。
トレーニング後は汗と一緒にナトリウム・カリウムも失われます。
スポーツドリンクや経口補水液を薄めて飲むのもおすすめ。
水だけよりも、疲労回復が早まります。
お風呂で体を温めると血流が促進され、水分代謝も整います。
その日のうちに「ためない体」に戻してあげることが大切です。
ダイエットというと「食事制限」や「運動」ばかりに目が向きがちですが、
実は体内の水分と塩分バランスこそ、基礎代謝と見た目を左右する要素。
水分をしっかり摂ることで、代謝アップ&老廃物排出
塩分を摂りすぎず、抜きすぎず、ちょうどいいバランスをキープ
この2つを意識するだけで、体の軽さやむくみの改善を実感できる人も多いです。
自分の体が求めているちょうどいいバランスを感じ取りながら、
焦らず、心地よく、健康的なダイエットを続けていきましょう。